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OSAKAN HOT HERNIA WEEK 2023

会長挨拶

会長 植野 望

第21回日本ヘルニア学会学術集会
会長 植野 望

(大阪府済生会吹田病院へルニアセンター科長)

テーマは、初の関西、そして大阪での開催にちなみ、「算用」「才覚」「始末」と致しました。
「算用」は勘定や支払い、見積もりといったもの。「才覚」は機知や機転、発想、商才といったところ。「始末」はケチにあらず、“始”と“末”、すなわち、始めと終わりのことで“経済活動における一貫した計画性”との意味を持ち、さらに計画と結果を合わせる、計画性と無駄を省く合理性、そして何事も無駄にせず、きちんと計画通りにやりなさい、という意味を持ちます。
このように、「算用」「才覚」「始末」は、商都大阪の商売の神髄と古来言われて来ました。さらに、重んじて来たのが「信用」です。顧客や取引先、そして従業員からの信用は、しばしば「暖簾」(のれん)という言葉で表されます。
上記に示された言葉に含まれるスピリットは、我々の日常診療に通ずるところ大と考えます。
21回学術集会では、ヘルニア症例の初診時から始まる診療の過程、診断・治療の一部始終について深く追究したいと思います。
患者様からの信用が得られるヘルニア診療の確立に大いに寄与し得る学術集会になることを目指します。
また、学会前日の5月25日には、第18回日本腹腔鏡下ヘルニア手術手技研究会を開催致します。(当番世話人 吉岡慎一 八尾市立病院外科主任部長)この日を合わせた3日間をOSAKAN HOT HERNIA WEEK2023とし、大阪の街がヘルニア外科医であふれ、ヘルニア診療のるつぼとなることを期待します。
アフターコングレスには、大阪の食と文化を堪能していただけましたら幸甚です。
多くのご参加をオール関西でお待ちしております。